希望のエベレスト / 2018年6月9日(土)のこと
参加メンバー そもそも ぜっつー
河内長野の外注先で「そばひろ」と言う名の蕎麦屋をおしえてもらった。
地元では有名らしい。 さっそく行ってみることに。
その前に豆菓子屋も(これは別のヒトに)おしえてもらった。「豆の蔵元」。
小さな店だがひっきりなしにお客が来るのは人気店なのであろう。
いろいろ味見をした後、せっかくなのでいくつか買ってかえることに。
選んだのは・・・小袋のカレー味。
あぁ。守りにもほどがあるなあ。カレー味だってよ。しかも小袋。
リスクを最小限におさえた消極的な選択だ。
まあそんなに豆菓子が大好きなわけでもないので。すまぬ。
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このあとさっそく蕎麦屋へ。
普通の店舗で普通に座る。メニューにはエベレストというのがある。
俄然興味は湧くがリスクを好まないオッサンたちは手堅くザルを注文。
普通においしい。 気になるエベレスト。なんて名付けだ。
と、そのとき一人でフラッと入店してきた客がオッサンたちの隣のテーブルに
ドッカと腰をおろした。「エベレスト!」 客は何のためらいもなく注文した。
(頼みやがった!)(どんなのがくるんだ?)(早く見たい!)
オッサン達の心の中はザワザワとワクワクではちきれそうだ。
そこへエベレストが来た! 見たい!でもくやしくて見れない!ちょっとカバン取る
フリしてのぞくか?はやくしないと食べ終わっちゃうぞ!
ででーん。 はいはい。 ちょい見しました。
それは・・・山でした。
うーん。 今度来たら勇気を出して注文しよう。あれは・・・
蕎麦を上品な盛りで食べるのではない。
一度でいいから腹を蕎麦のみで物理的に一杯にしたいという希望、野心、願望。
その夢をかなえる為の高い山だ。
そう。あれは希望のエベレスト。夢の高み。
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アホな事を考えながら食べ終わって、ちょい寄り道。
河内長野図書館へ。
河内平野の某地区の表現が気になって風土記的資料をあさる。
しかしど素人のごっこ遊びなので何も収穫がないまま退散。
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そうやって遊んでるうちに夕方になりまたもや酒の時間。
駅前のこれはさすがに満マルではなく魚民でガッツり。
混んでもいないし静かな夜でありました。
この夜ぜっつーはそもそもにアキ・カウリスマキ監督のことを教わる。
で、後日彼の作品の一つである「Le Havre」(邦題はルアーブルの靴磨き)
を観ることが出来た。画面も話も個性的で雰囲気のある作品である。
シンプルな構造だが何と言うかノスタルジーを現代に溶かしたような
途中でこれ年代設定いつだったっけ?みたいな錯覚を起こす。
監督はタバコと酒と音楽と犬が好き。画面の中には常にこれらのどれか、
あるいは全てが必須要素として挿入されている。犬、いいよ。
この作品は三部作の一作目らしいので次回作でたらみてみましょう!